26日、新たな感染者数は2500人を超えた。
死者も増え、最大の危機を発し続ける分科会に対し、煮え切らない西村大臣。
温度差は一向に縮まらない。
なぜこうも意見が食い違うのだろうか?
目次
尾身会長は政府、自治体の強い介入を示唆
27日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は感染防止対策について
「人々の個人の努力に頼るステージは過ぎた」と述べた。
すなわち、政府や自治体の対策を強化すべきだとの認識を示したのだ。
国民や国、自治体について「当事者意識を持って危機感を共有することが極めて重要だ」と訴えた。
「当事者意識をもって…」の言葉の意味
「当事者意識をもって…」
尾身会長はこう言った。
すなわち、「他人事ではいけないんだ!これ以上は個人のちから(=自助)ではもうどうにかできるレベルではない。」
そう言ったのだ。
尾身会長の言葉の意味するところ
個人を超え、ここで政府自治体が介入していかないとさらにステージが上がるということだ。
すなわち、いまステージ3だからいよいよステージ4になってしまう。
だからこそ、強い危機感を表したのだ。
しかも、いまの感染者数では、次回のステージ4はいよいよ日本でも感染爆発が起こることを懸念しているのだ。
その上で、政府の見解は…
尾身会長の言葉を受け、西村大臣はこういった。
「今の時点で4月5月のような緊急事態宣言のような状況にはまだ至っていないわけであります。緊急事態宣言にならないようにするために、焦点を当てた対策を強めていく」
不思議な発言ではないだろうか。
なぜなら、まず、
「4月5月のような緊急事態宣言のような状況にはまだ至っていない」
と大臣は言った。
では、4月と5月の状況を振り返ってみよう。
11月と比較してみるとその差は一目瞭然だ。
1日当たりの感染者数は4月でおよそ750人程度なのに対し、11月はすでに2500人ほどになっている。
この状況でどうして「4月5月のような緊急事態宣言のような状況にはまだ至っていない」と言えるのか不思議でならない。
きちんと政府として説明してほしいと思う。
命に対しとても不安を感じる。
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