もう11月も半ば…
例年なら忘年会の案内が出回るころだが、今年は様相が異なる。
それぞれの忘年会を見てみよう
目次
GOTO忘年会って… まさに特攻精神
忘年会と言えばお酒に、おいしい料理だ。
そのおいしい料理を安く食べるためにGOTOイートを利用している方も多いだろう。
政府の経済対策のGOTOだが、医師会が冬の感染拡大を警鐘している中で継続しているのは、経済対策優先の姿勢が殊更強く見える。
この「コロナ危機は戦争だ!」とよく言われるが、
いまの日本政府の施策はまさに特攻精神…
GOTOイートではなく、カミカゼイート、カミカゼトラベルと名付ければよかったのにとさえ思うほどだ。
それでも庶民は戦争当時のように突撃してしまうのだ。
それが、GOTO忘年会だ。逆に言えばそれほど魅力ある政策ともいえるのかもしれない。
少人数で分散型…お店の予約取れずに新年会に移行も
GOTO忘年会を実施するにしても、おそらくは少人数による分散型が最も多いのではないかと思う。
店舗側も多人数をソーシャルディスタンスを確保して受け入れることは難しいのだから、
ある意味、需要と供給がマッチしている。
そうなると、当然、店の予約がなかなか取れず、日程も集中せず分長期にわたることになるだろう。
もしかしたら「すでに忘年会しました!」なんて言うところもあるかもしれない。
それならまだしも、予約が取れないために今年は忘年会はやめて新年会に変更!なんてところも結構多いと思う。
2月に新年会とかいうところもあるかもしれない。
しかし、それだけ分散すれば、感染リスクも低くなる。
企業としては当然の処置だと思う。
お弁当支給
SNSを見てるとこういう会社も忘年会をしない代わりに、ちょっと豪華なお弁当を支給する会社もあるみたいだ。
集まるのはとにかく避けるという目的だ。
会社でお弁当を食べたり、支給し足りするぶんにはほとんどいつもとリスクは変わらない。
それでいておいしい料理が食べられるのだからそれもアリだろう。
いや、むしろこれが賢明なのではないだろうか?
なぜなら、社員も感染リスクが少ないため安心できるからだ。
GOTO少人数忘年会しても、感染リスクはいつもいる会社より高いかもしれない。
そうなると、次に心配なのは家庭内感染だ。
いつもの会社ならそのリスクもいつもと変わらないため社員の方も安心できるというものだ。
今年は中止する
そしてこれも多いと思う。
令和になり、個を尊重する気風が高まってきている中、会社付き合いの忘年会という行事は古き悪しき慣習になってきているのではないだろうか?
というよりも、これを機にそういう風潮に切り替えようという会社も本音としてはあるだろう。
意外とやってみればテレワークで十分仕事をこなせたとか、東京離脱でもコミュニケーションに支障はなかったなどというこれまでの固定観念を打破できるきっかけにしようという会社もあるのではないだろう。
後日、忘年会についてはある調査会社の調べで圧倒的に中止が多いことが分かった。
これは、記事を書いているころよりもはるかに第3波の影響が大きくなってしまい、企業が感染リスクを恐れたためである。
コロナの恩恵
この新型コロナは私たちから多くの自由を奪ったが、「分散」という恩恵も与えたことも確かだ。
人が死んでいるのにこういう言い方は適切ではないとは思うがご容赦いただきたい。
「分散」することで私たちの生活にはそれまで踏み出せなかった変化を起こすことをしてくれたのがこのコロナだと思う。
先ほども言ったが、テレワークや東京離脱、テレビ会議に拠点分散。
家族の絆やコロナ離婚も含め価値観に至るところまで私たちに影響を与えている。
見方を変えれば、これまでできなかったこと、知らなかったこと、わかっていたけど見ないふりをしてきたことを行動に移すことができたのはコロナで拍車がかかったのも事実だ。
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