1台3万円以上もするキーボードがあるのをご存じだろうか?
石川県にあるPFUという会社が作っている「ハッピー ハッキング キーボード」というキーボードだ。
ネットでは「最強」とか「ものすごく使いやすい」とか高評価のブログが殺到している。
本当に使いやすいのか検証してみた。
目次
我が家にあったHHK
どこかでいただいたものだったと思う。
我が家にもハッピーハッキングキーボードがあった。
Happy Hacking Keyboard Lite2 という製品で、KUH0010という廉価版のHHKがあった。
この廉価版で使いやすさの評価を実施たいと思う。
もしここで、「そんな安物で評価試験しても意味ない」思われる方がいたら、あなたはHHKの高級ラインナップを買うか持っている方だろう。
なにしろ、日本のキーボードの中でそれよりも高価なものはほとんどない。
おなじHHKでありながらそれを否定するということは、同じラインナップだが製品の作りにこだわっていることになり、微妙に異なる打鍵の差へのこだわりということになるからだ。
そんな方にも是非読んでいただきたい。
わたしが普段使っているキーボード
こんなブログを書くくらいだから当然キーボードへのこだわりは持っている。
そんな私が普段使っているキーボードは、
・THINK PAD X1
・Apple Extend KeyBord(以下、拡張キーボード)
だ。真逆のような2つのキーボードだが、目的に合わせるとこれがわたしにはベストなのだ。
つまり、X1は仕事で使っているため、文字を大量に打て、マウスポインタを操作しやすいトラックポインタ付きのキーボードを有しているからだ・
また、拡張キーボードはold Macでエンターテイメントを楽しむときにはフルキーボードが圧倒的に使いやすいのだ。
今回のHHKはこの2つとの比較になる。
但しHHKではold Macを操作できないので打鍵感度などの比較になる。
使いやすいキーボードとは
そもそも使いやすいキーボードとはどんなキーボードだろう?
これはHHKを高評価している方々のサイトでも見かけるし、私自身も思うことだが、手の動きが最小限に抑えられることだ。
手が右へ行ったり左へ行ったり大きなアクションをしていては打ち間違いも多発するし、なによりキー入力が遅くなる。
つまり、動きに無駄が増えるのだ。
そして次に、打鍵感覚だ。
これが実に難しい。
なぜなら、感覚ということで個人差があるのでわたしが良いと思ってもあなたにはよくないかもしれない。
なので、これは参考程度で、「大事な要素であるという認識を持つ」程度にとどめていただくしかない。
廉価英語版のHHKの使い心地
我が家にあったのHHKは廉価版でしかも英語版だ。
廉価版のせいか、打鍵の具合はふにゃっとしている。
多くのサイトで高評価なのが、コンパクトさだ。
それは多くのキーをショートカット実現することで物理的にキーを省略している。
そのためコンパクトで、見た目もすっきりしていて、打鍵もまあまあ。
廉価版とはいえまぁ、満足できる。
このコンパクトさは実は無駄な動きの排除にもなる。
なぜなら、マウスに手を伸ばすときフルキーボードの場合、カーソルキー、テンキー分だけ手を動かす距離が増えるからだ。
距離にして15㎝ほどだが、この差は思ったより大きい。
Ctrlキーの位置について
HHKのCtrlキーは「A」キーの隣りにある。
一部でCtrlキーの位置がおかしいという方がいるが、そうではない。
なぜなら、ほんとうにショートカット多用するヘビーユーザーなら、小指を1㎝ほど動かすだけで押せる位置にあることの便利さ知っているからだ。
なので、HHKのCtrlの位置は正しいのだ。
そもそも、MACやIBMのキーボードではCtrrlキーは「A」の横が定位置だったのだ。
PCの操作はキー入力だけではない
コンパクトで手の動きの無駄も少ないHHKだがしかし、マウスポインタは動かない。
私は右利きだ。
マウスを使う時はキーボードから手を放して、大きく手を右側に動かしてポインタを操作して、またキーボードに戻す。
これって当初の目的の無駄な動きがないというコンセプトと合致しているだろうか?
HHKは使いやすいが所詮良くできたキーボード程度
HHKのキーボードは単品では使いやすいキーボードだと思う。
手の動きも少ないし、打鍵感覚も悪くない。
良くできたキーボードだと思う。
だが、特になんということはない。
『右手1本でほぼすべての操作ができる』
確かにできる。
キー操作も軽快だ。
ふにゃっとはしているが、ほぼ定位置で文章を入力できる。
EnterもBSもCtrlも使いやすい。
キーボードを単品で、文字入力やアプリのメニュー選択までという機能に限定したら、HHKは使いやすく良いキーボードだと思う。
物理的にもコンパクトだ。
しかし、わたしたちはPCを使うためにキーボードで入力という作業をする。
それは同時にマウスという道具も使う。
本当に使う人の身になってそこまで考えてあるキーボードとは言えない。
AutoHotKeyという選択
HHKでカーソルを左へ動かすときは ← は Fn+; キーを押す。
右手を3㎝ほど右方向へ動かすだけだ。
わたしはX1で「AutoHotKey」というショートカットを自分で作れるツールを使っている。
「無変換」のキーを軸にオリジナルのショートカットを作っている。
← は 無変換+j にしている。
無変換はスペースキーのすぐ右にある。
親指ですぐに押せる。
そして、J キーは定位置にある。
→ は 無変換+L といった具合だ。
日本語のための全角/半角切替えは
全角/半角 は 無変換+F にしている
Enter は 無変換+Space
DEL は 無変換+N
BS は 無変換+M
いかがだろう?
これだと主要キーはほとんど手を動かすことはない。
しかも、ホームポジションに両手があるのですぐに入力モードなる。
ちなみにHHKの英語版ではそもそも無変換に相当するキーがないのでCHGKeyを使ってキーを入れ替えても無反応だった。
さらに、X1にはトラックポインタもあり、マウスポインタも動かすことができる。
わたしたちはPCを使うためにキーボードという道具を使う。
他にもマウスという道具も使う。
ディスプレイという道具もだ。
これらがすべて使いやすく協調することで真の快適なPCライフが生まれるのだ。
あなたのPCライフにあったスタイルを選択してほしい。
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