Last Updated on 2023年1月11日 by マカオン
(帰宅して)
どうしたの? なに怒ってるの?
わたしは、のけ者なんだって!!!
だれよ…そんなこと言うの!
ほら、テレビの部屋にいる3人よ!
だれもいないんだけど…
ここまで見える幻視
ここででレビー小体型の幻視というものがどれほどはっきりと見えているものかわかります
- のけ者にされたと言う会話または態度があった
- どこで見えたのか自分でもはっきりしている(この場合はテレビの部屋)
- 人数を把握できるほどはっきり見えている(3人)
こうして事実を分析してみると淡い幻想やぼやけた人間像ではなく、日常生活の対人関係が繰り広げられていることがわかります
さらに「のけ者」というネガティブな記憶に残りやすい過去の事象が明確に再現?されたのかもしれません
見えているということはそこに事実が存在するからです
もしあなたが信じられないような光景を見たとしたらどうでしょう?
初めは事実で花かもしれないと思うかもしれませんが、結果的に自分が見たものを信じるでしょう?
それと同じなのです
対策
わたしたちには理解不能でいったい何を言っているんだろうと不思議なことでしないですが、本人にはこれほどまでにしっかり見えているのです
それを「だれもいない」「なにをいってるの?」「おかしなことばかり言わないで」と否定しても仕方ありません
なぜなら、見えているからです…
理解に苦しむことですが、「そういうものなんだ」と一旦、受け取るのです
そしてこの場合であれば、一緒にテレビの部屋に行き「だれもいないよ」などと確認してみましょう
そうすると本人は「どこにいったの?」と不思議がります
いなかったとは言いません
なぜなら、見えているからです
しかし、誰もいなくなったということも事実ですので、そういう確認を繰り返していくうちにいつも自分の周りに人間が現実と把握していきます