Last Updated on 2023年1月11日 by マカオン
(よる9時過ぎ)
お父さんが居ない!お父さんが居ない!
(いや、お父さん20年前に亡くなったでしょ。それにお父さんって呼んだことないでしょ)
ちょっと探しに行ってくる
(ええっ!もしかして…
これが徘徊の始まり?)
時間の感覚がおかしい
父が亡くなって20年も経ち、墓参り、仏壇参り、遺影など毎日見てるだけでなく、この日、この時も仏壇も遺影もあるのに「お父さんがいない」と探し回ることが異常です。
それに加え「お父さん」と呼んだことはただの一度もありません。
この時、母はいったい誰のことを「お父さん」と呼び認識していたのでしょう?
それはおそらく父ではない別の誰かのような気がします。
なぜなら、私のことも誰かわからない時もあります。
そればかりか、私のことも一度も言ったことのない呼び方で呼んだりもしました。
対策
「お父さんは死んでるんだよ」と言っても忘れてしまいます。
うちの場合は、薬の作用でわずかな正気を保っています。
また、本人の緊張度合いや調子に依っても大きく左右されます。
なにより怖いのは、この「ちょっと探しに行ってくる」という発言と行動です。
実際にこの後、外に出て父を探しに行きました。
ケアマネさんによるとこれが徘徊の始まりだそうです。
続きがあります。